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一時の王道フレンチから、ちょっと肩の力を抜いてカジュアルに楽しむビストロへと世の嗜好も変化。それに伴って家庭でも手軽なフレンチを味わうケースが増えています。そこで今回は、おうちビストロと題して手軽に作れる洋食メニューを紹介します。…。

フードコーディネーター麻衣子のワンポイント!

  最近の流行語に、おうち居酒屋やおうちカフェといったものがあります。これらは飲食店で出されていた料理を家庭で作り、そのムードも演出しながら食すもの。できたらこれらの言葉に、おうちビストロなるフレーズを加えて、食卓でフレンチを楽しみたいものですね。フランス料理というと、誰もが難しいと思いがちですが、フランスにも家庭料理は当然ながら存在します。それらをうまく使って献立を組んでみてはいかがでしょう。これからの季節は、何かとイベントごとが多く、おうちパーティーも企画することが増えてきます。親族や友人が集まるパーティーでは、ビストロ気分を醸し出して食事をすると、きっと楽しいはずです。

  そんな時は、いつもの夕食ではなく、食器や盛り付けにもこだわりたいですね。テーブルに、カラフルなクロスを敷き、ランチョンマットを載せる。そして皿の横にフォーク、ナイフを添えるだけで、どことなくレストランへ行った気分になるから不思議です。料理は手のこんだものではなくてけっこう。盛り付けをきれいにすることで、簡単な惣菜でもそれなりに見えてくるものです。 

  お招きする際に、全てを一度に作ろうなんて思う必要はありません。今回ならアミューズは作り置きが可能ですし、作り置きとできたての料理を合わせるだけでも十分対応できるのです。ロールキャベツは、それまでに作っておいて、パーティーの始まる前にオーブンに入れて焼き上げてもいいのです。とにかく肩の力を抜いて、気軽にビストロメニューに挑戦してください。

  本来、ビストロとは気軽に入れるレストランを指します。その語源は、1815年にフランスに来たロシア兵が「ビストロ!ビストロ!(早く!早く!)」と料理を催促したことから。それがきっかけとなり、フランスでビストロなる業態が生まれました。近年、パリではビストロも変化しており、ネオビストロ(一流店で修業したシェフが、街角にオープンした店スタイル)なる言葉も生まれています。そんなネオビストロをイメージして、おうちでシェフ気分に浸って料理するのも楽しいでしょうね。

フードコーディネー
			ター・小泉麻衣子

大学卒業後に辻学園のフードコーディネーター養成講座を受講したのがきっかけで食の世界へ。

その経緯もあり、辻学園の日野教授らのアシスタントとしてイベント会場へ赴くことも。各種イベントや料理教室のコーディネートは勿論のこと、新聞や書籍のレシピ制作、CM撮影の料理制作、テレビ番組のキッチンスタッフや飲食店のメニュー提案と幅広く活躍中。

毎日新聞「おかずカレンダー」のレシピ制作も務めている。

 

 
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