あじのゆかり甘酢あんかけ
赤しそを梅酢に漬けて乾燥させ、粉にしたゆかりを甘酢に混ぜ込んだあんを、カリッと唐揚げにしたあじにかけた一品。その鮮やかな色と爽やかな香りで、魚ぎらいな人でも食しやすくなっています。酸味の効いたさっぱりとした口当たりのあんのおかげで、ついつい手が出てしまいそうな後を引く美味しさ。酒の肴やご飯のおかずにどうぞ。年配の人から小さな子供まで食べやすい一品です。
あじ
vol.22
2011年8月16日
新緑が山に萌える頃、片や海であじが旬を迎えます。古くから日本人に親しまれてきた大衆魚のあじを単に焼く、煮るだけではもったいない。「でもあじの料理って？」と言うあなたの疑問にお答えします！
あじの蒸し物〜トウチソースがけ
あじにたっぷりとしょうが載せ、しっかりとした味と香りのある豆?醤で食せば、あっさりとした蒸し物でも、青背の魚に特有の匂いが気になりません。たっぷりと添えたターサイや白髪ねぎ、香菜とともに食せば、野菜も摂れてヘルシーです。
あじハンバーグのたっぷり野菜あんかけ
噛み締めるたびに旨みが湧き出すあじのハンバーグは、爽やかな香りの大葉にピリッとしたしょうが、香ばしい黒ごまが入っているので魚特有の匂いを感じさせません。またそれぞれが身体によい働きを持っているので、ヘルシーな一品です。魚嫌いの人や子供でも、ハンバーグにすれば食べやすくなります。大きく作って夕食のメインディッシュに、また小さく作って気の置けない友達との家呑みのおつまみにと幅広く使えます。
あじのふんわりさつま揚げ
フワフワとした中に、シャキシャキとした笹がきごぼうが入ってさつま揚げの食感が豊かに。お酒のおつまみにすれば、ついつい飲みすぎてしまうことも。揚げたてが一番美味しいのですが、冷めても十分美味しく食せます。もしたくさん作って残ったら、中華スープに入れたり、刻んで炒めものの具として使えます。
あじのこんがりチーズマヨネーズ焼き
マヨネーズや味噌、チーズが魚特有の匂いをうまくカバーしてくれるので、魚が苦手な人や子供でも美味しく食せます。しかもフライパンで焼いて上にマヨネーズチーズソースを載せ、焦げ目をつけるだけなので、時間がないときでもすぐに作れます。和風のようで洋風でもある一品なのでいろんなお酒とも相性がよく、ご飯からパンまで相性のよいスグレものです。
あじのワカメフライ
一口かじれば、カリッと揚がったわかめの衣のカリカリとした食感が…。噛むほどに口内にひろがる磯の香りが、淡白なあじと好相性です。乾燥わかめに元々ある海の塩味で海の魚を味わう、一般的なあじフライとは一味違った磯の味の濃い、通好みの一品です。
あじのしょっつる蒸し
東北の調味料「しょっつる」で味わうあじの蒸し物です。旬のあじなら身がしっかりとして旨みもたっぷりとあるので、シンプルに食す方がその旨みが際立ちます。しょっつる特有のコクと香りを、レモンのさっぱりした酸味が和らげ、しょっつるを食べつけない人でも、受け入れられるはず。さっとできるので、家でゆっくりと飲みたい時にピッタリです。
あじの香味サンドイッチ〜わさびマヨネーズ味
魚でサンドイッチというとちょっぴり驚きますが、あじを香ばしく焼き付け、爽やかな香りの大葉とみょうが爽やかさを添えることでパンにフィット。その上、わさびマヨネーズのピリッとした辛みが全体を引き締めるので、今までに食べたことのない味わいのサンドイッチになるはず。休日のブランチや、友人とのランチ、一口サイズに作ってパーティにと、色んなシーンで活躍してくれます。
あじのつみれコロッケ
あじをたたいてミンチにし、鮮やかな緑色の枝豆と、白いれんこんを合わせて揚げました。半分に割ると見た目に色鮮やかです。ふわっとしたあじの身に、ホクホクした枝豆、シャキシャキしたれんこんと、3つの異なる歯応えが実に印象的。パン粉衣の香ばしさで魚特有の匂いも抑えられ、あじが苦手な人でも誰でも食べやすくなるはず。お弁当にも合う一品です。
あじのごまソテー〜にんにくレモン風味〜
ごまの香ばしさに下味のにんにくの香りと、搾りたての爽やかなレモンの酸味が加わり、食欲をそそります。魚より肉が好き！と言う人でもパクパクと食べてしまう美味しさです。しっかりとつけた下味は、ビールにもごはんにもマッチし、ついつい箸が進みそう。丁寧に中骨を抜いているので食べやすく口当たりもよい一品。魚の骨が見えずらい高齢の人や、自分で骨を取れない小さな子供にも食べやすい料理です。
あじとひじきのサッと煮
生のあじを焼いたほぐし身を白とすると、ひじきの黒、絹さやえんどうの緑の二色が加わり、見た目にも色鮮やかな一品に。上に載せたかつお節やお酒の香りがふわっと漂い、ビールや焼酎を飲むときの肴にピッタリです。手間のかかったほぐし身は、ふんわりと柔らかく旨みがたっぷり。しっかりと味も付いているので、ごはんの上に載せて食べてもいいでしょう。あっさりとヘルシーで栄養も満点な副菜です。
あじの夏野菜たっぷりサラダ仕立て
塩とＥＶオリーブ油でマリネしたあじを、たっぷりの野菜に載せていっしょに食す、サラダ仕立ての魚料理です。パプリカやプチトマトがカラフルな色合いで、ケイパーを使った酸味のあるドレッシングが味を引き締めます。これを供すとパッと食卓が華やぐので、休日のブランチ、おもてなしの前菜など、色んなシーンで活躍します。
あじとズッキーニのマヨネーズ焼き
あじにマヨネーズベースのソースをかけて焼いただけの一品。簡単に作れるわりには、下に敷いたズッキーニにまであじの旨みが染み込んで、最後まで美味しく食せます。三枚おろしのあじを買って帰ればすぐにできるので、疲れて帰った日でもこれを肴にお酒が楽しめます。
あじのぴり辛香味酢だれ
姿焼きにしたあじに、ピリッと効いた唐辛子がアクセントの甘酢ベースのたれを煮絡めたもの。フライパンひとつでできる簡単メニューです。上に載せた白髪ねぎの歯ざわりとたれの酸味が、魚特有の匂いを感じさせず、食べやすく仕上がっています。酒の肴はもちろん、ご飯のおかずにも最適な一皿です。
ほぐし焼きあじと大葉のおにぎり
こんがりと焼いたあじの身をほぐし、ご飯に混ぜ込んでおにぎりにしました。混ぜ込んだおろししょうがの味と香りで魚独特の匂いが気にならず、むしろしょうゆと焼き魚の香ばしさ、大葉の爽やかさが食欲をそそるほど。お酒の後の締めの一品や、行楽のお弁当にもピッタリです。
あじとパプリカのカラフルマリネ
あじといえば南蛮漬けのように、揚げたものをマリネすることが多い魚です。今回の一皿はぜひ新鮮なあじが手に入った時に作ってみてください。ひと塩したあじは身がぎゅっと締り、さらにＥＶオリーブ油でしっとりとして、一口含めば口内でポン酢とオリーブ油の香りがパッと広がります。グリルしたパプリカは甘味が増し、フルーツのような味わい。パーティーや大切な人を招いたおもてなしの時に、また休日のブランチにと、華やかな場面が似合うメニューです。
三種のあじの骨せんべい
あじを3枚おろしにした時に出る中骨を、捨ててしまうのはもったいない。さっと素揚げにしてごまや青海苔をまぶせば、お酒がすすむ一品に変身します。低温でゆっくりと揚げた中骨はサクサクと香ばしく、骨に残っていた身の旨みも加わって、後を引く美味しさに。カルシウムが補給できるので、酒の肴としてだけではなく、子供のおやつにも最適です。
あじのチーズ春巻き〜バジル風味〜
刺身用に切って売られているあじを使用することで、あじをさばく手間がいらず、簡単にできます。粒マスタードとしょうゆで下味がしっかりとついているので、食べる時には何もつける必要がありません。サクッと口に含めば、トロッとしたチーズにバジルが爽やかに香り、魚の匂いもほとんど気になりません。小ぶりに作ってパーティ時に、また大きく作って家呑みの時にと、シチュエーションに合わせてサイズの調整ができるのも嬉しい点です。
あじの開きとアスパラガスの白和え
冷蔵庫の奥に１枚だけ残っていたのあじの開きが、ちょっとした工夫でオシャレな酒の肴に大変身。滑らかにすりつぶした豆腐の食感と香ばしい練りごまの風味が、あじの旨みを引き立ててくれます。合わせる野菜は、その時にある旬のものならOK、季節感出てお酒の肴にピッタリです。
あじのさっぱりアドボ〜フィリピン風煮物
アドボとは、フィリピンの家庭料理で酢で肉などを煮たもの。家庭ごとにそれぞれの味があるそうですが、現地ではいわばお袋の味といったところ。アドボは日本の甘辛い煮付けと違って、砂糖を使っていないのであっさりとしていますし、沢山使っている酢も、出来上がる頃にはほとんど飛んでしまい、それほど酸味を感じることはありません。暑くて身体がだるくなりがちな季節に、あっさり、さっぱりとした煮物はヘルシーな一品となるでしょう。
あじのとろろんフライ
外はサクッ、中はふんわり、ねばっとした食感の妙が病みつきになりそうです。フワフワのおろし山の芋の中に、あじの香りと旨みが絶妙にマッチ。しょうがの効果もあって臭みが気になりません。調味料を加えてあるので、食べる時には何もつける必要がないのもポイントのひとつ。上品な仕上がりなので、おもてなしの一皿としても使えます。
