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コンビニ商品でも十分ディナーが楽しめるコラム

vol.34

2013年9月27日

■コンビニ商品でも十分ディナーが楽しめる
 24時間開いている店が多いコンビニエンスストア。時間を気にせず、仕事帰りにでもふらりと立ち寄れる利点があります。コンビニでの食事といえば、弁当やおにぎり、パン、惣菜と、できあいのもので済ませるというイメージが強いのではないでしょうか。最近は、カットした野菜や肉、豆腐など食材も豊富に売られているので、スーパーや市場に行けない人でもコンビニで十分食材を買い揃えることができるようになりました。そんな食材や即席ラーメン、おでん、お菓子などをうまく使えば、簡単で、しかも本格仕様の料理ができてしまうのです。今回の特集では、忙しくてスーパーが開いている時間に帰ることができない人やちょっとお腹がすいたけど、できあいのものじゃ嫌という人のために、手軽に作ることができるのに、意外ときちんとしたおかずになるレシピを作りました。
 中でも「あのおやつが大活躍!すじコンお好み焼き」は、コンビニの商品をうまく使ったもの。市販のおでんを使っているために、きちんとした具材を味わった感もあり、おまけにいっしょに入っているおでんだしを隠し味的に使うことでうまく調味しています。さらに、いか姿フライは、誰もが知っているおなじみのおやつ。これを粗く砕くことで味のポイントに用いています。この料理は空気を含ませるように焼くのがポイント。押さえつけずに焼けば、ふんわりした本格的なお好み焼きができます。

■やはり缶詰は用途が多い
 4つのレシピのうち、包丁を使ったのは、こんにゃくを切る所だけ。きゃべつも袋に入ったきゃべつミックスサラダを購入すれば、切る手間も省けます。
 コンビニには缶詰もたくさん売っているので、それを用いるのもいいでしょう。例えばさばの水煮缶をトマトソースで煮れば、ちょっと気のきいたおつまみができ、ワインともよく合います。焼きとりの缶詰を使って炊き込みご飯を作るのもオススメ。煮汁ごと炊くと、意外にも完成された味の炊き込みご飯が食せるはずです。焼きとり缶は、親子丼の具材としても使えます。焼きとりの缶詰に?つゆと水を加えて火にかけ、溶き卵を回し入れ、ご飯にかけると、簡単で味付けいらずの親子丼に早変わり。その他、さけ缶を具材として鍋料理を作るのもいいでしょう。この場合は鍋にザク切りきゃべつと、さけ缶を煮汁ごと入れ、蓋をして蒸し煮にします。醤油で味を調えると、本格仕様になります。

■お菓子が意外にも大活躍
 コンビニで売っているお菓子もうまく使用すれば、調味料兼具材として用いることができます。柿の種を砕いてフライ衣にしてもいいですし、ポテトチップスを細かくして同様に用いるのも手です。もともと味が濃いので調味にもなり、さらに味のアクセントにもなります。ポテトチップスは、ピザやオムレツ、サラダのトッピングにも使用できます。ポイントはサクサク感を残すこと。レンジなどに入れて蒸し焼きをする時、その味付けとしてポテトチップスを使う人もいるようですが、パリパリサクサクが持ち味なので、水気を含みべチャッとさせてしまえば、その良さが損なわれてしまいます。できれば、ポテトチップスはサクサクした特性をうまく使うのがいいでしょう。
 他におにぎりを茶碗に入れて、おにぎり茶漬けを楽しむのもいいでしょうし、網やフライパンで焼き、焼きおにぎりにして味わうのもいい。後者の場合は、わざとおにぎりを少しだけ放置して、表面を乾燥させてから焼くといいそうです。とにかくコンビニでは市販の物を買うだけでなく、ちょっとしたヒントを見つけ、簡単で便利なクッキングにその商品を使うのも一考です。

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