流行のジャー(広口瓶)をお出かけ用料理に使ってみよう!コラム
vol.44
2015年3月6日
■ジャーサラダ+フルーツジャーで場を盛り上げる
風が肌に心地よい温度になれば、気持ちもお出かけモード。開放感のある青空の下で食事をするのは、気持ちがいいものですよね。今回はいつもの食事にも、ピクニックなどのお出かけにも、幅広く活躍しそうな便利レシピを紹介します!
外へ持って行く時は手軽にできて食べやすいものがいいですし、冷めても美味しく味わえる点も考慮しなくてはなりません。もちろん、見ためがきれいでオシャレなのもはずせないポイント。
最近流行しているジャーサラダは、お出かけにもちょうどよい便利なレシピ。ニューヨーカーの間で脚光を浴び、日本に上陸してきたものです。アメリカの老舗メーカーから販売されている定番ガラス製保存器で、広口ガラス瓶を指してジャーと呼びます。この広口瓶に野菜を詰めてサラダを作るのが2〜3年前からニューヨークでブームになっているのです。ニューヨークのOL達は、週末にジャーサラダを作り、ウイークデーにランチの一品としてオフィスに持って行くという行為がいつの頃からか始まり、流行したのだとか。見ための可愛さと、野菜を切って瓶に入れるだけの簡便さ、それに4〜5日置いても野菜のフレッシュ感やシャキシャキ感が損なわれない点が人気の秘密です。作る際の注意点としては透明感のあるドレッシングを使用すること。ごまダレやバルサミコ、しょうゆを使ってしまうと、どうしても色がにごりがちなので見ために美しく映りません。それと詰める順を間違わないことも大事です。
レシピの欄でも紹介していますが、このジャーサラダには、これまた広口瓶を使用したフルーツジャーがぴったりです。これもジャーサラダ同様、アメリカで流行し、日本に渡ってきたもの。アメリカではスムージーの人気とともに火がついたといわれています。広口瓶にカクテルを入れて飲むのがフルーツジャーカクテルで、生果実をたっぷり使うと美味しく楽しめます。作り方は簡単!ジャー(広口瓶)に「ルジェ」を注ぎ、フルーツを搾り入れ、氷を加えます。次にソーダを注いで軽くかき回せばOK。例えば、生カシオレだと、ルジェカシスを30ml、オレンジ8つ切りを4個、ソーダ90mlを用意して上記の要領で作ればいいですし、ストロベリーレモネードだと、ルジェストロベリー30ml、レモン8つ切りを4個、ソーダ90mlでできます。生果実がルジェの持つフルーツ感を引き立ってくれますし、ガラス瓶で素材が見えるジャースタイルは、カラフルな見ためで場を盛り上げてくれるはず。ぜひジャーサラダとセットで楽しんでみてはどうでしょう。
■日頃から持ち運びに便利なアイテムを増やしておく
定番焼きそばパンのアレンジ版として考えたナポリパンは、初めて食べるのになぜか懐かしさを感じる一品です。それもそのはずで、喫茶店などでよく食したあのナポリタンをパンに挟んだものだから。味付けのポイントは、味濃くナポリタンを仕上げること。パンに挟んだ時に薄いと味がボケてしまうので注意してください。ナポリタンは、バターでスパゲッティを炒めることで風味や香ばしさが加わります。さらにバターがスパゲッティをコーティングしてくれるので時間がたっても麺がパリパリにならず、絡まりにくくなります。作りたてより、パンに挟んで30分ぐらいたった方が味がなじみ、美味しく食せます。お出かけの際は、ラップでぴっちり包み、乾燥しにくくして味がなじむようにしてください。
焼きたてはもちろんのこと、冷めても美味しいのが新玉ねぎと新じゃがのキッシュ。今回は洋風のキッシュに、かつお節とちりめんじゃこを用いて旨みを出すことで、和風テイストに仕上げました。和風といってもじゃがいもや玉ねぎ以外からも旨みが十分出ますので、あえてしょうゆは使用していません。掲出の具材以外にもほうれん草やきのこ類、かぼちゃを加えてもいいでしょう。但し、水分の出やすい野菜は固まりにくくなるので注意を。必ず水分を拭き取ってから加えましょう。きのこは一見、水分がないように思えますが、後から水分が出てしまうので気をつけてください。
ピクニックは、持って行く料理を考える時からその楽しみが始まります。箸を使わずとも食せるフィンガーフードや持ち運びに便利なジャーサラダなど日頃の食卓で、「これは使えそうだ!」と思ったら、それを試しながらお出かけ時のアイテム数を増やしていくのがいいのかもしれません。