“調理器具の活用”オーブンを使って料理を楽しんで!(槇峯愛さん)コラム
vol.4
2008年6月2日
今回はレシピの制作をしてもらっている一人、槇峯愛さんにオススメの調理器具の活用方法を紹介してもらいました。
私は最近、キッシュにはまっていて、よく焼いています。皮はフードプロセッサで一気にガーッと混ぜて作る、いわば簡単タルト生地です。勿論、折りパイ生地のように、手間暇かけたものには独特の美味しさがありますが、日々の暮らしの中で取り入れるには、そこそこ手軽にできるってことも大切だと思います。そんな手軽派の時には、その場にある材料、例えば春なら春野菜、夏なら夏の野菜を入れて、上に卵と生クリームで作ったキッシュ地を流して焼くんです。タルト生地とキッシュ地に、その時々で違うものを入れて作るのが私流ですね。中に入れるものは、生だったり、あらかじめゆでたり、水気を飛ばす必要がある物もあります。例えばトマトは、オーブンの低温で乾燥焼きしておくんです。そうすると、水気が飛んで柔らかくなり、独特の甘味が出てきます。
キッシュを作る時に用いますが、私はオーブンを使って料理するのが結構好きですね。友達の話を聞くと、家庭にはオーブンレンジがあるのだけど、電子レンジとしてしか使ったことがないとかいうのを耳にします。私からするともったいないな〜、って思うんですよね。
オーブンがあれば、キッシュも出来立てが食べられますし、牛肉の塊を焼いて叩きにしたり、もう少し焼いてローストビーフにしたり…。一緒に付け合せの野菜も焼くと、アッという間にメインと付け合せが出来たりします。
焼いた野菜は美味しいですよ。味がギュッと詰まって濃くなるように思えます。野菜をオーブンで焼く時は、そのまま焼くこともありますが、オリーブ油や、チーズを掛けて焼くことも多いです。冷蔵庫にある野菜は、ほとんどなんでも、もやしを焼くことだってあります。盛り付けを工夫すれば、かなりオシャレで立派なおもてなし料理にもなるんですよ。他には、パエリアみたいなご飯ものもオーブンで作ってしまいます。パエリアをトマト味にして、仕上げに溶き卵をかけてもう一度オーブンに入れると、鍋いっぱいのオムライスみたいになって、評判もいいです。
オーブンで料理する利点として、そこに入れている間は手が空くことです。その間にサラダを用意してもいいし、他にもう一品作ってもいい。オーブンだと、調理時間に余裕ができますよ。みなさんも、オーブンをドンドン活用して、料理することを楽しんで欲しいですね。