暑い日の料理の工夫コラム
vol.9
2009年7月9日
地球温暖化が原因なのでしょうが、昔に比べると、夏が過ごしにくくなりました。これだけ猛暑日が続くと、調理をするのさえ億劫になってしまいます。ましてやガス火を見るなんて、それだけでも汗が滴り落ちそうです。
こんな猛暑日には、レンジを使って調理してみてはいかがでしょうか。電子レンジの主たる利用は料理を温めることですが、使い方によっては下ごしらえから料理まで、うまく使いこなすことが可能です。今回、ご紹介した「レンジdeチンジャオロース」もその一例。炒めものとして代表的な中華料理をレンジで作ることができるわけです。しかも炒めるより油が少ないのでカロリー減の料理が仕上がり、一挙両得です。
麻婆豆腐や豆腐ハンバーグを作る際の豆腐の水切りも、レンジで行えば短時間で。普段なら重しを載せて30分はかかる豆腐の水切りが、キッチンペーパーに包み、ラップをせずに耐熱容器に入れて...チン!するだけでOK。500Wのレンジなら1丁の豆腐が2分半〜3分で水切りが可能になるんです。
このように、下ごしらえにはレンジは強い見方。例えば、じゃがいもは水洗いして、水気を残したままラップに包んでレンジへと。中1個なら3分半が目安です。火が通ったかどうかは竹串を刺してチェックしてください。湯をわかして、火を通すより数段時間も手間も省けるはずです。野菜の下ごしらえは、レンジを使うと、時間がかからないばかりか、水に溶けやすいといわれるビタミンも残ります。それに鍋をいくつも使わないので洗いものも少なくなり、後片付けも楽チンですよ。
私は時折り、湿ったせんべいやクッキーをレンジに入れて元のように再生することだってあるんです。湿ったせんべいもラップをせずに数十秒レンジにかけると、中の水分が飛んでバリッとします。皆さんもこのように“温める”以外にレンジをうまく使用して、今夏は火を見ない調理に励んでみてください。