日本のご当地グルメコラム
vol.11
2009年11月9日
日本列島は狭いようで、意外と広く、こと食文化では北と南で相当の違いがあるようです。その違いを如実に示しているのが、今、流行のご当地グルメです。俗にご当地グルメと呼ばれるものは、それまで地方でしか味わえなかったその都道府県ならではの食べ物。それがネットの取り寄せやら、人気テレビ番組での紹介やらで一躍脚光を浴び始めました。 今回、紹介したレシピは、4地域で食べられているご当地グルメを、家庭で簡単にできるようにアレンジもの。中でもちくわパンは、元来は札幌のパン屋さんで売れているものですが、それを家庭でもできるようにうまくアレンジしてみました。 また、関西ではおなじみの「きつね丼」はきつね(油揚げ)好きの関西人ならではの嗜好。ほどんど具らしい具が入っていない丼ですが、残りものだけでできたり、早く安く作れることから関西人には愛されています。この他、かまぼこと海苔が入った「木の葉丼」や揚げ玉を具にした「はいから丼」と、関西のうどん屋には、始末屋もうなるほどのメニューが数多くあり、「親子丼」や「他人丼」とともに中心メニューになっているほどです。
これらご当地料理の前提は、(1)地元の人に愛される(2)地の食材を使っている(3)手軽に作れる(4)安く作れるの4つ。今回の4つのレシピもこの要素を含んでおり、しかも超簡単なので、日頃調理をしないお父さんでもトライできると思います。そしてこれを食せば、きっと遠くのあの地方に思いを馳せることができるはずです。