豪華に見える簡単パーティー料理コラム
vol.17
2010年11月29日
クリスマスパーティーに、忘年会と、この時季はやたらと集まる機会があります。自宅でパーティーをと考えた時に、どうしても悩むのが、お招きの際に出すメニュー。ありきたりのものでは、せっかく来てもらったのに面白みがないし、かといって凝った料理をするのには余裕がないし...と思い悩むことが多いのではないでしょうか。自宅にお客様を招くまでには、部屋の掃除に、買い物と、やることがいっぱいあります。調理には時間を費やせないので、できれば手軽に作れるメニューを覚えておきたいですね。
そこで、今回は手軽なのに豪華に見えるメニューを紹介することにしました。例えば、「やわらか〜い甘辛スペアリブ」は、前日に漬け込んでおけば、当日は焼くだけと簡単なメニュー。その上、キウイを使うことで肉が柔らかくなるという工夫も施されています。キウイや生のパイナップルは、肉を柔らかくする効果があるため、このメニュー以外でも、スブタやビーフシチューを作る際に用いてもいいでしょう。また、すき焼きにトマトを入れることで、煮詰まった時のしつこさは感じさせず、あっさりと食せます。こういった料理のタネあかしをするのも座興のひとつ。その意外性にきっと場が和むこと請け合いです。
パーティーに今年の流行を取り入れてみるのも演出のひとつ。今年大流行したものといえば、何といっても「食べるラー油」でしょう。今でも大ヒットしているためになかなか買えないという人もいますが、実は自宅で作れば、意外と簡単なのです。
今回のレシピでは、日本の唐辛子(一味唐辛子など)ではなく、韓国産のものを使ってみました。同じ量でも一味唐辛子を使うと、辛すぎて食せないケースも。韓国産の唐辛子を用いることで、まろやかな風味になり、たっぷり使っても辛すぎることがなくなります。この調味料は作りおきするのも可能なので、ごはんや豆腐、ラーメンを食べる時にかけたり、野菜炒めや炒飯を作る時の調味料にも使えます。
お招きする時は、一品だけ力を入れて、あとは手軽なもので揃えるのがコツ。できるだけ身体を省エネして、無理のないメニューを作ってみてください。