アボカドコラム
vol.35
2014年1月24日
◆美容にも、健康にも!栄養の優等生・アボカド
アボカドは「森のバター」ともいわれ、オレイン酸やリノール酸といった、コレステーロール値を下げる働きを持つ不飽和脂肪酸を多く含んでいます。また、ビタミンA、B,D,E、鉄分、カリウム、葉酸といった女性に欠かせない栄養素を多く含む、とてもヘルシーで美容にもいいフルーツなのです。あまり気付きませんが、食物繊維も豊富に含まれ、ガン、脳梗塞、動脈硬化などの生活習慣病の予防にも強い味方となります。ただし、特定の薬の成分を阻害する成分がわずかに含まれていますので、服薬中の人は医師に相談してから食べてください。
◆アボカド輸出元のメキシコでは…
日本に輸入されている大半はメキシコから輸入されています。メキシコ出身の方によると、「メキシコでは1000年以上前から食べられていますよ。日本と同じように、半分に切って食べるのはもちろん、メキシコでは潰して食べることがとても多いですね。潰すとたくさん食べられるので、消費量はとても多いんですよ」とのこと。「潰してディップのようにしたグァカモーレだけでなく、サラダやサンドイッチ、スープにもします。子供がお腹を空かせて学校から帰ってくると、おやつにトルティーヤにアボカドを載せて食べるんです。ちょっとお腹が空いたら簡単に食べられますからね」とアボカドは日常生活に溶け込んでいる様子。そんなメキシコでは、10年ぐらい前から、アイスクリームやプリンなどのデザートとしても食べるようになったそう。また「アボカドは切るとすぐ色が変わってしまいますが、メキシコではレモン汁をかける以外に、牛乳やヨーグルト、サワークリームなどにくぐらせて変色を止めます」と、豆知識も教えてくれましたよ。さすがアボカドの本場ですね。
◆アボカドを美味しく食べるには?
それでは最後にアボカドの選び方と保存方法を。よく出回っている種類は、皮の色がチョコレート色で、手に持った時に吸いつくような弾力のあるものが食べ頃です。最近では「この色になったら食べ頃です」と親切にチョコレート色のシールを貼っているものも出ています。緑色のものなら常温で追熟させましょう。ヘタが取れそうなものは十分熟していますが、ヘタが取れたりヘタの周りが変色しているものは、中身も変色してしまっていることがあるので避けてください。食べ頃のアボカドを買ったら、ビニール袋に入れて冷蔵庫に入れ、2〜3日以内に食べること。食べ切れないものはレモン汁をかけて変色を防ぎ、冷凍保存を。食べる時は自然解凍でOKです。今日は今回のレシピを参考に、カフェ風レシピに挑戦してみてはいかがですか?