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「バル」って何者?コラム

vol.26

2012年6月11日

 日本には少々なじみがありませんが、外国にはバールというスタイルの店があります。文字で書くと「BAR」となるのですが、イギリスやアメリカでは「バー」と読み、イタリアでは「バール」、スペインでは「バル」と読むそうです。バールは、お酒を飲むだけではなく、コーヒーなどを飲む人もおり、日本人にはなかなか理解し難い飲食スタイルだと言われてきました。しかし、多少スタイルは違うものの、最近は日本でもバールが大流行。街のあちらこちらにその手の店が増えており、どこも活況を呈しているようですね。

 スペインンのバルでは、タパス(小皿料理で簡単なおつまみを指す)をアテにワインなどを飲む人が多いようです。勿論、お酒だけではなく、小腹が空いた時の軽食利用や、コーヒーのみの客も多くいます。静かに飲るのではなく、カウンターでワイン片手にワイワイと話している。そんな光景が、スペインとバルには最もふさわしいようですね。
 今回はそんなバルの雰囲気を家庭でも味わってもらおうと、あえて簡単なスペイン料理をラインナップしてみました。家庭といえど、そこはバルのムードを醸し出すために、小皿(タパス)で料理を出してください。今回の料理以外でも、ポテトサラダやコロッケ、ソーセージなど何でもOK。生ハムやオリーブ、チーズなどを順番にピックに刺して、オリーブオイルと黒こしょうをかけるだけでもオシャレなピンチョスが出来上がります。また、赤ワインや白ワインにフルーツを入れて漬け込んで、自家製サングリアで一杯飲るのもいいでしょうね。

 さらにもうひとつ提案!フラメンコ・エッグに合うお酒として紹介したブランデースプリッツァーは、バル風料理にはピッタリです。ブランデースプリッツァーとは、ブランデーを用いたお酒で、関西から徐々に火がつき、やがてひとつのブームになるのでは、と噂されています。ブランデーは、ぶどうから蒸溜したお酒なので、それを炭酸やトニックで割ると、爽やかさも加味されるため、これからの季節にはピッタリ。穀物からではなく、フルーツから蒸溜しているので、ワインのように料理に合わせやすくなっています。ブランデースプリッツァーにするなら、いいブランデーよりむしろ、「サントリーV.O」などカジュアルなものが最適。まさにリーズナブルに楽しめるハイボール感覚のドリンクです。
 作り方は簡単で、グラスに氷を入れ、ブランデーを適量注ぎ、その上から冷えた炭酸を泡立てずに静かに注ぎます。目安は1:3がオススメ。炭酸よりトニックウォーターで割ると、より美味しく仕上がります。そしてカットオレンジを絞って、グラスに入れ、炭酸が逃げないように、マドラーで1回縦にかき混ぜること。そうすれば、噂のブランデースプリッツァーが出来上がります。
 もう少し凝りたい人は、果実をブランデーに漬け込んでおき、サングリア感覚で楽しんでみてはいかがでしょう。漬け込む時間は、りんごやいちごで3日間、オレンジならそんなに時間を要さなくても1日あれば十分です。また漬け込んだ果実は二次利用するのも可能。オレンジだと、ママレードといっしょに混ぜて使ってもいいですし、いちごならそのままジャムにもなります。このようにドリンクも少し工夫をし、家庭でバル感覚を満喫するのも一興ですよ。

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