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この秋はヌーヴォーを買って、料理を作って…コラム

vol.41

2014年11月7日

■今年の解禁日は11月20日
 ボジョレーとは、ワインの産地であるフランスボジョレー地区を指し、ヌーヴォーは仏語で新しいを意味します。つまりボジョレーヌーヴォーとは、リヨンの北、南北約55qに広がる丘陵地帯(ボジョレー地区)で産されたワインの新酒のこと。夏に収穫したぶどうを、ワインとして仕込み、新酒ができるのがちょうど11月。毎年11月の第3木曜日午前0時には、その年の新酒が解禁となり、飲んで祝います。
 ボジョレーヌーヴォーは、年代もののワインと違って軽やかな色合いで、渋みが少なく、フルーティなのが魅力。普通のワインなら冷やしすぎると、タンニンの渋みが強くなり、どうしても飲みにくくなりがちですが、これはタンニンをあまり含まないので冷やしても美味しく飲むことができるのです。
 本場フランスでは、ボジョレーヌーヴォーの解禁後、店々にそれが入荷したとの貼り紙が出されるくらいで、レストランなどではそれを楽しむ光景がよく見られます。その解禁日は、11月の第3木曜の午前0時と記しましたが、日付変更線の関係上、日本ではフランスよりも早く解禁日を迎え、ちなみに2014年は11月20日がその日に当たります。

■できればワインに合った料理を作りたい
 ボジョレーヌーヴォーは、勿論それだけで楽しんでもいいのですが、できればそれに合った料理を作り、今年の新酒の出来栄えを味わいたいもの。今回は7種のヌーヴォーに合わせて、7つの料理レシピを載せましたが、それ以外にも合うものは沢山あります。例えば、バランスのいい「ボジョレーヌーヴォー2014」には、旬の野菜やきのこを入れた鍋がオススメ。それに海鮮を加えれば、漬けダレのポン酢がよく合いますし、鶏肉を入れれば、ポン酢と柚子こしょうがぴったりと合います。「ボジョレーヴィラージュヌーヴォーセレクション プリュス2014」は、ローストビーフをはじめとした肉料理向き。ジューシーで上品な牛肉と贅沢なこのワインが実にフィットするのです。一方、「ボジョレーヴィラージュヌーヴォー2014」は、日本料理ではすき焼きとよく合います。甘辛い割下のすき焼きが、凝縮した果実をも思わせるこのワインとフィット。一緒に味わうとワンランク上の食事が楽しめます。
 500mlボトルが新登場した「ボジョレーヌーヴォー ラ フェット ドゥ ヌーヴォー2014」は、果実を思わせるピュアな味わいが印象的。これには生ハムやチーズを合わせるといいかもしれません。とにかく気軽にやりたい時に向きそうな一本です。
 白の「マコン・ヴィラージュヌーヴォー2014」は、果実味溢れる爽やかな辛口。キリッと冷やすと、フレッシュな風味がより引き立ちます。このワインは、揚げたての天ぷらとともに楽しんでみてはいかがでしょう。天つゆよりも塩をつけて味わうのがおすすめです。ロゼの「ボジョレー ロゼ ヌーヴォー2014」は、香りや味わいにふくらみがあって余韻が心地いいワイン。見た目にも美しいことからサーモンを添えると、場が華やいで見えます。本レシピのように「アボカドカップのサーモンタルタル」でもいいですが、もっと単純にスモークサーモンと野菜ディップと合せても美味しく味わえますよ。
 最後の「ボジョレーヌーヴォー2014 オーガニック」は、有機農法で育てられたぶどうを使ったもので、赤い果実のようなアロマを持つ、繊細で柔らかい味が特徴です。優しい味のこのワインは色んなものに合いそうですが、特に粒マスタードを使った料理にはよく合うのでおすすめ。
 美味しいヌーヴォーがあれば、あとはそれをより引き立たせる技を見せるだけ。今回のレシピのように簡単なメニューでも美味しく味わえ、華やいだ場になること間違いなし。解禁日に限らず、この秋はヌーヴォーを味わいながら秋の夜長をじっくり堪能するのもいいのではないでしょうか。

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