ひとつの食材アレンジ特集
そうめん
定番食材から余りがちな食材まで、アレンジ方法を伝授!
vol.11
2009年8月10日
猛暑が続くとそうめんが恋しくなるのは、日本人の性でしょうか。でも、毎日そうめんをめんつゆに漬けて食すだけでは、すぐに飽きるのも事実。そこで今回は、夏場のこの時期にあえてそうめんの新しい食べ方をイエローエプロンズの面々に提案してもらいました。
油そば風そうめん
暑い季節にはたんぱく質や野菜をしっかりと摂りたいはず。ひんやりと冷えた豚しゃぶに香味野菜をたっぷりと盛れば、減退した食欲や衰えた体力をも回復してくれるはず。今回は野菜や肉を食べつつも、そうめんでお腹も満足させてくれる一皿を、酸味の効いたタレは普段のしゃぶしゃぶのタレとしても活用できます。
鶏と水菜のエスニック麺
東南アジアの屋台で見かけるような、素朴で暖かい湯麺をそうめんで再現しました。アツアツの汁で軽く火の通った水菜は、サラダをよく摂りがちな夏場の食卓ではむしろ新鮮な食感です。鶏の骨付き肉から出たコラーゲンたっぷりのスープは、美くしく健康にもなりそうな味わいです。
そうめん de チャプチェ
具だくさんの炒麺なので2束で2人分としても十分なボリュームがあります。甘さの中に豆板醤の辛さがピリっと効いて食欲増進効果もバッチリ。買い物に出るのも億劫になりそうなこの暑い季節、冷蔵庫にある野菜で簡単にできるので、手軽に食べられます。
アボガドの梅肉風味パスタ
アボカドと納豆という、暑い季節に精をつけてくれそうな食材同士が意外に好相性。また梅干の酸味は口内をきりりと引き締めてくれるので、さっぱりと食せ、この時季にはピッタリ。
鶏ささみの坦々そうめん
ほんのりピリ辛、香ばしいごまがたっぷりと入った坦々麺風のそうめんは、暑い季節には食欲をそそります。案外と手軽にできるので、いつものそうめんに飽きた時にはピッタリ。さっとできるのも嬉しいポイントです。ささみを使用しているのでカロリーは控えめ、小松菜からはビタミンを摂取できます。
ツナとトマトのイタリアン風そうめん
暑い季節に美味しくなる、瑞々しいトマトを使った冷製のイタリアンそうめんです。暑さでぐったりしている時も、これなら食が進むこと請け合い。上に飾ったパリパリのしらす干しの食感と、大葉の爽やかな香りがアクセントになり、最後まで飽きることなく食せます。
そうめんの韓国海苔まぶし
韓国料理で、ご飯や野菜、焼き肉などを葉野菜で包んで食べるサムパプというのがありますが、この料理はそのそうめん版。韓国のり独特の香ばしさとごま油の風味、塩気が口内で一体となり、箸が進むこと請け合いです。友人との集まりで出せば、包む楽しさに、その場を盛り上げてくれるはずです。少し時間が経っても美味しく食せるのもポイントです。
オイルサーディン入りカリカリそうめん
そうめんにカレーの香りとオイルサーディンの味を効かせて、カリカリのおつまみにしました。カレー粉の量で辛さが変わるので、子供のおやつにも最適。香草と一緒に食す以外でも、サルサソースなどを添えれば、パーティの華やかな一品にもなります。
カリカリそうめんチヂミ
もっちりとしたチヂミと、カリカリに焼いたそうめんの食感の対比が面白い一品です。中に入ったにんじんとにらの色の対比は目にも鮮やかです。ゆでて残ったそうめんでも作れるのに、お酒にピッタリなおつまみになるので、覚えておくと便利です。
そうめんクリームコロッケ
家で作りにくいクリームコロッケも、そうめんを入れることで失敗しにくくなります。缶のホワイトソースをそのまま使うことで、時間も短縮できます。炒めたマッシュルームのエキスをそうめんに吸わせることで旨みが凝縮され、コクのあるクリームコロッケができあがります。
イタリア風マーボそうめん
少量加えた豆板醤の辛味がピリッっと食欲を刺激する、マーボーそうめんです。ミスマッチに思えるトマトが、きつい辛味をまろやかにし、さらにさっぱりとさせてくれます。ベビーリーフを上に載せることでサラダ感覚で食せます。好みで粉チーズをふるとイタリア風の味わいも楽しめます。
なすとそうめんのごま汁
木の芽の清清しさ、ごまの香ばしさを感じる一品。一口含めば、ほんのりとした甘味が口内に広がります。なすは、ごま、油と好相性で、火が通るととろける美味しさになります。ゆでて残ったそうめんを、一人分ずつに小分けしておけば、なすとごま汁を加えると、翌日でも使えます。
夏のご馳走!そうめんパエリア
スペイン・カタルーニャ地方の極細麺を使った名物パエリア・フィデウアを、そうめんで作りました。豪華な装いはパーティのメインに、休日のブランチに、そしてディナーにもつかえる万能型の料理です米やパスタよりも時間が短縮でき、すぐできるのも魅力です。
そうめんグリッシーニ
イタリア料理で目にするグリッシーニをそうめんで再現。そうめんをこんがりと油で上げると、サクサクとしたスナックに早変わり。しっとりとした塩気の強い生ハムを巻けば、まさにグリッシーニの生ハム巻きそっくり。もちろん、そのまま塩をパラりと振っても、お酒のつまみに最適です。
海老のそうめん巻き揚げ
面白い形に驚きを覚え、一口食べれば、油で揚げたパリパリのそうめんと、プリプリとしたえびの食感が食欲を刺激してくれます。そうめんは麺料理として食べるものといった既成概念を覆した新しい利用方法です。
二色の一口そうめん
ひと口、ひと口異なった味が楽しめるそうめんです。どちらの味も食欲のない暑い季節にピッタリ。梅としそのさっぱりした味に空煎りしたカリカリのしらすが香ばしさと食感に変化を与えてくれます。くるみだれはごまよりもコクと甘味が強く、疲れた身体にエネルギーを注ぎ入れてくれるようです。。
焼肉と夏野菜のネバトロシャッキリそうめん
焼肉のタレと麺つゆを味付けとして利用すれば、簡単にスタミナたっぷりのそうめんのできあがります。豪快に混ぜればオクラや長いものネバネバ、シャキシャキなど多彩な食感に、ごま油の香りがアクセントになって飽きることなく食せます。焼き肉の締めとして、来客時の昼食に、食べ盛りの子供にと、活用度の高い一皿です。
あっさり梅にゅうめん
割烹などで最後の締めに出そうなあっさりとした梅にゅうめんです。これは干ししいたけのだしがポイントで、梅の香りと酸味がよく合い、スルスルとお腹におさまってしまいそうです。温かくてお腹にやさしいので、飲んだ後の締めだけでなく、けだるい日の朝食や、遅い夜食にも重宝します。
すだちたっぷりスープそうめん
青いすだちが香る、夏らしい爽やかな一皿。大根とみょうがたっぷり入っているので、暑さに疲れた身体には効果的。胃にもたれず、スルッと食べられるので、夜食やお酒の締めとしてもピッタリです。
サラダそうめん バジルトマト風味
旬のトマトをたっぷりと使った、ヘルシーかつ栄養価の高いサラダそうめんです。バジルの風味とトマトの酸味が効いたドレッシングがそうめんと好相性。下に敷いたレタスにくるんで食べると、シャキシャキとした食感が楽しめます。
ガパオそうめん
ガパオとはタイ語でバジルのこと。仕上げにガパオを加えた料理は、タイでよくご飯といっしょに食されています。今回は米ではなく、そうめんを合わせたら、さっぱりとしてツルッと口に入る一皿になりました。暑いこの時期にこそ食したい一品です。
巻き巻きそうめん
夏の食卓によく上るそうめんも、ひと手間かければいつもとはまったく違った装いに。さっぱりとした梅干しとパリパリとした食感のきゅうりは相性もよく、食欲のない季節には食べやすいはず。中に巻く具は、好みで色々なアレンジも可能です。食卓に出すと喜ばれること請け合いです。