大根の貝柱スープ煮〜しょうが風味
貝柱の滋味をたっぷりと吸い込んで柔らかく煮た大根は、その簡単さに反して主役級の美味しさが――。きれいに丸くくり抜いた大根は気取ったおもてなしになりますし、ザクザクと切って日々のお惣菜に、はたまた細く切って酒のつまみにと、使い方も色々。汁をたっぷりにすればスープにもなります。
vol.19
2011年1月14日
気温が下ってくると甘味が増して美味しくなっていくのが大根。おでんに、大根おろしと定番は数多くありますが、1本丸ごと買ってしまうと余りがちな食材でもありますよね。そんな大根のアレンジレシピをご紹介!
貝柱の滋味をたっぷりと吸い込んで柔らかく煮た大根は、その簡単さに反して主役級の美味しさが――。きれいに丸くくり抜いた大根は気取ったおもてなしになりますし、ザクザクと切って日々のお惣菜に、はたまた細く切って酒のつまみにと、使い方も色々。汁をたっぷりにすればスープにもなります。
中国の家庭で作られている大根のしょうゆ漬け「醤蘿蔔(じゃんるぉぼぉ)」です。本来は切った大根を干して作るのですが、塩で下漬けして水分を出し、あっさりと食せるように酢や紹興酒を加えました。中華料理やこってりした料理の間の箸休めに、酒のつまみに、ご飯の供にと守備範囲の広い漬け物です。
大根と梅の香りが郷愁をそそる、どこか懐かしい味のする炊き込みご飯です。ほんのりと香るだしをたっぷり吸い込んだ大根に、最後に加えた練り梅の酸味が全体を引き締めます。簡単にできるのに目新しく、気の置けない友人のおもてなしにも、家呑みでの締めのご飯としてもピッタリです。
あっさりとしたクセのない大根も、豚バラ肉といっしょに炒めることで中までその旨味が浸み込みます。タレの黒酢が豚バラ肉の脂っぽさを抑え、少量加えたオイスターソースがコクと甘味を添えて全体をまろやかにまとめてくれます。お酒との相性もバッチリですが、ご飯とも合い、箸の進む一皿に。
だしを使わずに、大根などの具材を調味料で煮るだけでアッという間にできあがるおふくろの味。冷ましている間に中まで味が染み込むので、前日に作って翌日に温めて食すと、一層味わいが増して美味しくなります。寒い季節に暖かい室内で、チビチビと酒を飲りながら食したい一品です。
大根の苦手な人でも、外はカリッと、中はモチモチとしか食感がクセになりそう。生地に練りこんだ大葉の爽やかさと、かつお節の香ばしさに明太ソースが好相性です。簡単に作れて味もつけていないので、明太ソースをかけなければ、小さな子供のおやつや離乳食にもお勧めです。
豆板醤を効かせた大根のピリ辛揚げ浸しは、片栗粉をまぶして揚げることで、大根のジューシーさが失われることはありません、その上、ピリ辛のタレとの相性を楽しむこともできます。大根にまぶした片栗粉のおかげで漬け込んだタレに自然ととろみがつき、短時間の漬け込みでも味がしっかりと馴染むのもうれしい点です。
旬の大根はみずみずしく、レンジ加熱でもジューシーに蒸し上がります。独特の風味を持つ豆鼓のソースと、大根を蒸す時に振った紹興酒の香りも加わり、あっさりしているのにコクのある一品に。下ゆでやだしも必要ないので思い立ったらすぐ作れるため、夜遅くのおつまみにピッタリです。
豚の角煮を春巻きの皮で巻いたらどうだろうと考えてできた一品。高温で揚げることで適度に水分が飛んで、大根に浸みたタレと豚バラ肉の旨みがギュッと凝縮され、豚肉は火が通ってトロトロになります。薄切り肉で作るので短時間で調理でき、中身を作り置きしておけば、後は巻いて揚げるだけですぐに熱々が楽しめるのも嬉しいポイントです。
ホイルに包まれて蒸し焼きにした大根はシャキシャキ感が残り、少し溶けたごま豆腐のトロッとした食感がうまくマッチング。あっさりと主張の少ない大根に、香ばしいごま豆腐が絡み、ゆっくりしたい夜のおつまみや、友人を招いた時の前菜にピッタリです。
千切りにした大根を使った餃子は、柑橘類の香りと大葉の爽やかさであっさりと食せます。叩いた豚バラ肉が柔らかな食感とコクを生み出して美味な一品に。気の置けない女子会にも、恋人同士のしっとりとしたい日のおつまみにも最適です。
火を通していない切り干し大根の、コリコリした歯応えが特徴です。にんにくの辛味と香り、黒ごまとごま油の香ばしさが切り干し大根によく合い、ちりめんじゃこの味と歯応えがアクセントになっています。手軽にできるので、急な来客にもすぐに対応できますし、お酒のおつまみや、ご飯の供としてもピッタリです。
器に見立てた大根は、しょうがの効いた鶏挽き肉の脂とまったりとした味噌だれが中に入っているので、見た目に反して食べ応えがあります。あっさりとした昆布だしで作った柚子あんが季節の香りを添えて、身体の芯から温まる蒸し物です。大切な人を招いた時のおもてなし料理にピッタリの一品です。
大根おろしに甘酢で味を付け、きのこを絡めたシンプルながら味わい深い酢の物です。甘酢が口内をさっぱりさせてくれるので、料理と料理の間の箸休めの一品として、知っておくと重宝するでしょう。
こってりとした濃厚な豚の角煮の旨味が、トロトロに煮えた大根とゆで卵に浸み込んでいます。定番の家庭料理も、エキゾチックな八角の香りで本格中華の仕上がり。下処理でできるだけ脂を取り除いているのでカロリーが気になる人も安心です。大勢が集まるホームパーティーや、持ち寄りパーティーに持参しても間違いなしの一品です。
切干大根には煮物のイメージがありますが、水で戻しただけならその歯応えが楽しめます。マヨネーズでコクを加えた青しそ風味のドレッシングは、かに風味かまぼこや、歯応えのいい切干大根との相性も抜群です。カロリーのわりに食べ応えがあり、食物繊維もたっぷりと摂れます。ブランチに、ディナーの一皿にと、どんな場面でも重宝すること請け合いです。
中に巻いた大根と、おろしポン酢の大根が、こってりとした牛肉の脂っぽさを和らげてくれ、さらに間に挟みこんだ大葉の風味が爽やかさを添えるのであっさりと食せます。さっぱりしているのでお腹が重くならないのに、大根で満腹感が出てしっかりと食べたぞと、思わせてくれます。夜遅くのおつまみにしても、消化やカロリーの心配いらずの一品です。
捨ててしまいがちな大根葉も、工夫次第で食卓を飾る一品になります。特に大根葉はまびき菜という名で売られるぐらいにビタミン、ミネラルなどが豊富で優秀な葉野菜です。大根葉を餃子に入れると、シャキシャキした歯応えが小気味よく、栄養バランスもグッとアップします。気の置けない仲間との飲み会などにピッタリです。
カリッと焼き付けた鶏肉に、たっぷりと効かせたしょうがの風味と、この季節の甘くなった大根おろしが絡み、あっさりとしているのにコクのある一品に仕上がります。鶏肉にはあらかじめしょうゆをもみ込んでいるので味がしっかり付いていて、酒のつまみだけでなく、ご飯のおかずにピッタリ。また、そばやうどんの上に載せてもいいでしょう。
大根も、ベーコンとハーブを合わせるだけで洋風に大変身。大根はあらかじめ水分を出してから炒めると火の通りが早くなります。シャッキリ感が残りつつ柔らかくなった大根に、じっくりと焼いたベーコンのカリッとした食感がアクセントになっています。あともう一品ほしい時や、夜遅くに小腹の空いた時などに手早くできるお助けの一皿です。
大根は和食素材のイメージが強いですが、コクのあるソーセージや旨味の強いトマトと煮込むと、しっかりその味が大根に染み込んだ洋食に。カリッとトーストしたバゲットに添えてブランチに、バターライスを添えてディナーにと、場面の応用範囲が広いのも嬉しいポイントです。
人が集まる機会の多い時期に重宝する、大根を使ったあっさりめの前菜です。薄切り大根の白に生ハムやスモークサーモンの色合いが美しく、パーティーの席でも引き立つこと請け合い。好みで、塩やオリーブ油、レモン汁などをかけてもよいでしょう。
集計期間:2024年11月16日〜2024年11月22日