さばの香味南蛮漬け
クセのある青背のさばを、カラリと揚げてたっぷりの香味野菜の千切りと合わせました。南蛮漬けながら、酢の強さもなく、香味野菜の香りも加えるので思いのほかにさっぱりと食せます。また、千切りにした野菜は見た目のかさ高さの割に食べやすく、ペロリと平らげてしまうはずです。
vol.40
2014年11月17日
みそ煮にしめさば、焼物…と、さばは案外とバリエーションの浮かばない食材ではないでしょうか。今回は定番になりがちなさばに、和・洋・中・エスニックと、様々な料理法で挑んでみました。さばの新しい可能性を見つけ出してみませんか。
クセのある青背のさばを、カラリと揚げてたっぷりの香味野菜の千切りと合わせました。南蛮漬けながら、酢の強さもなく、香味野菜の香りも加えるので思いのほかにさっぱりと食せます。また、千切りにした野菜は見た目のかさ高さの割に食べやすく、ペロリと平らげてしまうはずです。
メキシコ料理のトルティーヤは、タコスの生地を揚げずに焼いたもの。ライムを搾った焼きさばをそれで包めば、いつもの味がガラッとエスニックに様変わりします。思いのほかにさばが食べやすく、気の置けない友人達のおもてなしにピッタリです。
さばを味噌で煮るだけではなく、キムチとバターを加え、ピリッした中にもコクのあるみそ煮にしました。みそとバターは実は相性がよく、酒の肴としてだけではなく、ご飯のおかずとしてもピッタリです。
さばをコクとまろやかさのあるマヨネーズで炒め、ガーリックパウダーをしっかりと利かせました。こうすることで、さば独特の匂いやクセが気になりません。たっぷりの小松菜にもマヨネーズとしょうゆの味が絡み、たっぷりめに振ったこしょうがアクセントとなります。簡単にできる一品なのに意外にも後を引く美味しさです。
さばの叩き身に、鶏挽き肉と豆腐を入れて柔らかくジューシーな食べやすいハンバーグにしました。混ぜ込んだ大振りに切った色んな野菜の食感がアクセントになっています。カロリーが低めで野菜も沢山摂れるので健康的なハンバーグになっています。
カラリと揚げたさばに、香りのいいにんにくとしょうが、それに豆板醤を利かせた甘酸っぱいしょうゆダレを絡めて作ります。酒の肴やご飯のおかずにもピッタリですが、冷めても美味しいのでお弁当にもオススメです。なすやピーマンなど、冷蔵庫にある野菜を焼いて入れてもいいでしょう。
塩さばをこんがりとソテーにし、さっぱりとしてコクのあるマスタードソースをかけた洋風のメニューです。薄力粉をまぶしてソテーした塩さばは、いつもの焼魚とは全く違った仕上がりに。じゃがいもが吸った塩さばから出る脂や塩分を、酸味のあるマスタードソースが和らげてくれます。
バジルやチーズの利いたイタリアンホイル焼きにしました。手軽にできる上、包み焼くことで旨みや水分も逃がさずにしっかりと中まで火が通り、さばがふっくらと仕上がります。あらかじめ包んでおけば、仕事から遅く帰ってきても、すぐに食べることができます。
ふっくらと焼けたさばと、好対照のシャキシャキした歯応えのごぼうやにんじんに、甘辛味のみそが絡み、ついつい箸の進む一皿に。豆板醤のピリリとした辛さが味を引き締め、酒にもご飯にもよく合うメニューです。
さばといえば、煮付けや焼物とついついいつものメニューになりがちですが、今回は目先を変えてメンチカツにしました。外はサクッ、中はふんわりとした食感の対比は病みつきになりそう。下味に使った梅干しが、臭みを消しつつ存在感を残しています。お酒にもご飯にもピッタリの一皿です。
船場汁をヒントに、さばを洋風のスープに仕立てました。香味野菜とハーブをたっぷりと使い、仕上げにトマトを加えて酸味をプラス。さばから出た旨みを存分に味わえる大人向けのスープにします。見た目だけでなく、たっぷり入ったセロリの食感もポイントです。夕食や休日のブランチ、友達のおもてなしにもピッタリです。
さばサンドは、フランスパンに焼いたさばを挟んだトルコのB級グルメです。焼きさばをサンドに!?と思うかもしれませんが、玉ねぎとレモンがさばのクセを減らし、オイルサーディンのサンドイッチのような食べ心地に。焼き立てのさばだと、美味しさがさらに際立つので、BBQや休日のブランチなどに使えます。
さばをレモングラスで香りづけしたエスニック風の蒸し煮です。ねぎやしょうがのなじみのある香りと、レモングラスとナンプラー、それに香菜のエキゾチックな香りが、いつものさばを別の魚のように感じさせるはず。おもてなしに出せば、驚かれること請け合いです。
揚げたさばにしょうがを利かせた甘酢あんを絡めて、さっぱりと仕上げました。たっぷりと入れた野菜も、様々な色合いや食感で、目や舌だけでなく、歯応えも存分に楽しめるように。さっと揚げて絡めるだけですぐできるのに、手が込んでいるように見えます。大皿に盛って供すれば、おもてなしの場が華やぐことでしょう。
さばに、カレーベースのスパイスミックスをまとわせて、マヨネーズで焼くことで、酸味とコクを加えています。焼いている時から漂う芳ばしい香りが食欲を刺激し、一口食せば外はこんがり、中はふんわりと焼き上げられたさばに、ついつい箸の進む一皿です。
気のきいたバーのおつまみとして出されることもある、しめさばサンドを、わさびをしっかりと利かせたバターをたっぷりと塗ってつくりました。さばの旨みにバターのコクやわさびのインパクト、それに大葉の爽やかさが加わり、いい酒の肴になります。
手に入りやすくて調理も簡単な塩さばが、あっという間に香味野菜入りの小料理屋風西京焼きになります。塩味の少ない西京味噌に香味野菜を色々と取り混ぜ、塩さばのクセをうまく消しました。家でゆっくり呑みたい時や、おもてなし時の一品にと、色んなシーンで活躍しそうです。
シンプルな天ぷらは、クセのあるさばではあまり作ることこそあまりありませんが、今回のようにすると、青のりの香りがさばにうまく合い、レモンと塩がさっぱりとした後味にしてくれます。ゆっくりと家で呑みたい時や、おもてなしにもピッタリです。
骨ごと食べられるさばの水煮缶を生春巻きにすることで、簡単な上に野菜もたっぷり摂れてヘルシーな一品に。買い置きの缶詰と冷蔵庫によくある野菜も、生春巻きにして甘酸っぱいスイートチリソースで食せば意外とオシャレ。すぐにできるので急な来客時にも慌てずにすみます。
さばそうめんは、琵琶湖の湖北地方に伝わる郷土料理で、こんがり焼き上げたさばの芳ばしい香りと、ごぼうの香りがそうめんに絡み、食欲をそそります。家呑みの締めに、休日のブランチに、小腹のすいた時の夜食にピッタリです。
集計期間:2024年11月16日〜2024年11月22日